オンライン研修トレーニングも好評受付中!

Colums コラム

2015年10月19日

【上司不適者がいるとしたら】

人材を育てて行くことは、リーダーの役目。
しかし、不適な人がいます。どんな人かというと・・

1.部下に任せるより、自分がやった方が速いし、うまくいくと思っている人。
2.部下の能力がまだ信頼できないから自分でやるしかないと思っている人。
3.全部を任せないで、いつも部分しか任せない人。
4.教えることを面倒臭がる人。
(仕事ができる人の心得より)黒岩禅氏の著書

個人が持つ価値観はバラバラです。
よってあなたの価値観と部下の価値観も違います。
それを予めそろえておかないと、上司・リーダーが発した言葉を部下は
まったく違う意味で解釈してしまいます。それでは統制はとれません。

また、指導したことと部下の理解は一致しません。
日々の業務に忙殺されている中、
部下に指導する、仕事を教えるのはとても大変なことです。
しかしこの教えたことを部下が理解して行動できているかによって
後の仕事効率化が変わります。
例えば、1から10までの項目に分かれている仕事を教える場合、
今日は1,2,3, 
次回は4,5,6,
といった指導が多いと思います。
しかし部下は「何がわからないかが、わからない」ということがあります。
そのことを考えず部下が仕事に失敗する度に
「能力低い!」
と思うのは少し危険です。

その時は、部下から教えてもらいましょう。
理解していないことを伝えるのは難しいので、
理解しているかどうかを確認する方法として、
「前回、教えたことを5分で教えて」と尋ねてください。
加えて、いくつかポイントになるところを質問すれば、
部下の理解度がよくわかります。
部下自身も「あとで自分が教える」と意識しますので、
教わり方が変わってきます。

この時、部下がどの項目を理解していないかがわかります。
上司・リーダーは「前に教えたことをどうして覚えていないんだ?」と説教して怒ったり、
再び時間を削って教えることにイライラしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は解釈を変えてみましょう。
今、部下が理解できていないことが判明してよかったと思うのです。
理解できていない状態であれば部下はいつか必ずトラブルを起こしていたはずです。
それを防げると考えれば、再度時間を使って理解させる手間を惜しまなくなるでしょう。
「伝わったことが伝えたことのすべてなのです。」