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Colums コラム

2015年11月23日

【リーダーの発揮すべき影響力 2】

リーダーが発揮すべき影響力の源である「専門性」「人間性」「返報性」「一貫性」「厳格性」の5つのなかで、前回は、「専門性」についてお伝えしました。

今回は「人間性」についてです。

長い経験を積んで専門性を高めてきたとしても、部署の移動などで、専門性を発揮できない。そして、部下の方が専門性が高いということもあります。
そうだったとしても、他の4つの分野での影響力が発揮できれば、充分リーダーシップを発揮できるのです。

では、人間的魅力というのは何によって形成されるのでしょうか。
その要因は、大きく分けて4つあります。

1.身体的魅力
顔立ちや表情から髪型、服装などの身なりに至るまで、人は外見的な魅力によって相手に好意を抱く傾向があります。
ここでいう外見的な魅力とは、容姿が端麗かどうかという問題ではありません。清潔感を保ち、周囲から好感を持たれるような外見でいることが大切だということです。
メンバーから「外見的に好感度が高い」と思われるように、その魅力に磨きをかけましょう。

2.態度の類似性
賛成、反対の態度が自分と類似している人に共感を覚える傾向のことを指します。類似性から安心感につながり、信頼の土壌が出来るということです。
趣味が合う、嗜好性が似ているなど、いわゆる「似た者同士」は、お互いを認め合うものです。阪神ファン同士が仲良くなったり、喫煙者同士が仲良くなったりということがこれにあたります。

3.自分へのポジティブな評価
人は自分のことを認めて高く評価してくれる相手に、好感を抱く傾向があります。
自分をポジティブに受け入れてくれる相手には、好意と人間的魅力を感じて、その人から影響を受けるものです。

4.空間的近接
「身近な存在の人」に親近感を持つことです。話しやすく、身近な存在としてオープンな姿勢があるということ。
顔をよく会わせる人や、同郷の人に親近感を覚えることは、誰しも経験があるのではないでしょうか。


「人間性」という影響力を手に入れるためには、これら4つの要因を意識して、周囲に自然に影響することが出来るよう、自分を磨き続けることが大切です。