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Colums コラム

2015年12月07日

【リーダーの発揮すべき影響力 4】

リーダーが発揮すべき影響力の源は、「専門性」「人間性」「返報性」「一貫性」「厳格性」の5つ。

今回は「一貫性」についてです。

人は、一貫した態度を貫く人物に大きな影響を受けます。同じことを繰り返し言い続け、どんな時でも判断軸の変わらない人物は、強く人を引きつけます。
リーダーの抱えるビジョンが揺るぎなく、そのビジョンを実現するための戦略につながる決断を下し、その決断と日常の言動が一致している。
このように首尾一貫した「ブレない」リーダーの姿勢に、メンバーは強い影響を受け、自らの行動を変化させるものです。

リーダーに一貫性があると、メンバーはリーダーに仕事の相談をする前に、「この件に関して、リーダーはきっとAと答えるだろうな」と想定できます。そして実際に相談を持ちかけた時に、リーダーに「Aで進めよう」という回答をもらうことによって、メンバーはリーダーの発言に一貫性があることを認識します。これが、一貫しているリーダーの理想像です。
逆に考えると、言うこととやることが一致していないリーダーや、状況によってすぐに信念が揺らぐリーダーは、メンバーからの信頼を獲得することができません。
本当に強いリーダーシップを発揮しようと思うのであれば、この一貫性は常に意識する必要があります。
また、「自分が貫いている信念」これが、質の高いものなのか、独りよがりになっていないか。単なる、好みからきていないかなど、客観性を持って、見直し、質を向上させていく努力は、必ず必要です。