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Colums コラム

2016年02月15日

【意識の高い人をどう育てる】

意識は高いけれども、思考力が低い。という人もいます。
具体的には、モチベーションは高いけれども、考えが足りない、工夫ができない。などと言った欠点があるという人です。

この人たちの強みは意識の高さですから、確実な成果をめざし真面目に自分の役割を果たすために努力してくれます。
決められたことを確実に実践するための「実行者」としての価値は非常に高いと言えます。

しかし、思考の面で若干の弱さがあることから、問題解決や新しい価値創造という場面で先頭に立てるタイプとは言えません。
後方で全体を俯瞰し作戦を考える参謀タイプではなく、前線で突破口を開き活躍するタイプの人たちです。

その強みを活かすためには、戦うための武器を持っていただくことが大事です。
営業の場合で言えば、営業ツール、キャンペーンや販促などの具体的施策、製造の場合は工程計画などの支援がそれにあたります。
また、マニュアルの整備なども前線で戦う人にとって武器になりますね。

そして、このタイプのメンバーには、仕事をするときに必ず「何を」「どこまで」やらなければいけないのかということについて考える習慣を身につけてもらうことが大事です。
いわゆるゴール設定をする癖をつけてもらうということです。

仕事の組み立て、段取りなどを常に意識させることで、確実に業務遂行能力があがります。
方向性が決まれば強みを発揮するこのタイプのメンバーを上手に導くことができれば、チームの実行力があがります。