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Colums コラム

2017年12月04日

【自分のパフォーマンスを飛躍的に向上させる 4】

マインドフルネスをテーマにお伝えしていますが、今回は「脳疲労改善」の効果についてお伝えしましょう。

デフォルトモードネットワークって知っていますか? あまり聞かない言葉ですが、
内側前頭前野、後帯状皮質、下頭頂小葉などの部位が連携してつくられているネットワークで、
思考している間、活性化し、かなりのエネルギーを消費していると言われています。

あなたが、脳の疲労を取ろうと考えたら、「何もせずにボーっとする」ということを考えるかもしれません。
しかし、このデフォルトモードネットワークは何もしていないときでも活性化しているのです。
人は常に何かを考えているため、ぼーっとしている間も物事を考えているときと同じくらい
脳はカロリーを消費しているのだそうです。

ありゃ、全然意味ない?! そうなんです。

このデフォルトモードネットワークは、パソコンのエネルギー消費に例えて考えてもいいでしょう。
「アプリケーションを立ち上げ、キーボードで文字を打ち込んでいる状態」と
「電源は入っていますが何もしていない状態」とを比べてみると、
実際にパソコンにとって、エネルギー消費の違いはほとんど差がないのです。

つまり、何もしていない状態、ボーっと休んでいるつもりの状態でも、
脳は動き続け、疲労は蓄積され続けているのです。

この脳のデフォルトネットワークの脳疲労を解消すると注目されているのが、
マインドフルネスです。

私たちは常に思考は未来や過去を自由に移動しています。
たとえば、ボーっとしていて、休もうと思っていても、すぐに様々な雑念が湧いてきます。

「これが終わったら、あの仕事しないと……」
「昨日上司に怒られたから、今日は会いたくないなあ。今どう思っているんだろう……」
「今週中に来週のアポイント入れておかなきゃ……」

何も考えていないようでも、こういった未来と過去に関することが常に頭に浮かんでくるものです。
しかし、これが今、目の前の事への集中力の低下の原因になっていることに
気づかないといけないかもしれません。
マインドフルネスは思考を「今、この瞬間」に注意を常に向け続けるトレーニングとなります。

どうです? またやってみたくなりましたか?
その場合は 11月のコラム「3分間呼吸法」からどうぞ!