【仕事観(5)自分が成長するために仕事をする】

2018年03月19日 コラム

今回の仕事観は「自分が成長するために仕事をする」です。

仕事を通して、今まで出来なかったことができるようになったり、
知識や経験が増えたりすることを大事にする仕事観です。

昇進を目指す気持ちもこの仕事観と言えます。
言わば、上昇志向というところでしょうか。

「自分の成長が実感できてやりがいがあります」などとよく言うように、
「社会貢献」とともに「仕事のやりがい」理由の双璧の一つです。

(2)の「得意なことを仕事にする」との違いは、
「得意なこと」の方はそれまでに既に出来上がった「既知の得意なこと」を基準にしているのに対し、
この「自己成長」の方は「これからこれを得意にしていく」というように「未来の可能性」を基準にしていることです。
仕事内容をよく知らなくても未経験でも関係ありません。
それはこれから学んでいくからです。

(4)の「割りのいいことを仕事にする」とも、
ある意味どちらも「自分のこと」を中心に置いている点では似ています。
しかし、これらは仕事と生活の立ち位置が正反対です。
「割良し」の方は「生活のために仕事がある」と感じているのに対し、
「自己成長」の方は「仕事のために生活がある」と感じています。
ですので、「自己成長」の方は残業なども苦にしませんし、
むしろプライベート時間も独自に仕事につながる勉強を行っていたりします。

この仕事観の問題点としては、「自己成長」志向が過度になると、
ルーチンワークや雑用は好まない傾向になることです。

大きな仕事や難しそうな仕事、新しい仕事にチャレンジするのが喜びなので、
もうやったことがある誰でも出来そうな古臭い単調な仕事は嫌がるわけです。
残業は全然厭わない反面、つまらない仕事には途端にやる気を無くします。

社会や組織のためには、そのような退屈な仕事も必要ですし、
そういった仕事も丁寧に続けていればいくらでも新しい発見があるはずなのですが、
直接的に分かりやすい「成長」を求めすぎると、どうしても新しく面白そうな仕事に興味が向かってしまいます。
その意味では、部下にすると、良い時は良いのですが、扱いに気をつけないといけないタイプかもしれません。

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