【人が育つ職場風土を創り出す 2】

2018年07月02日 コラム

今回は、「職場の価値観・規範を共有する」です。

職場の価値観・規範は、
メンバーが日常的な行動や判断を行う際によりどころとなる基準です。
職場のメンバーが複雑であいまいな状況の中で的確に判断し、
自律的に行動するためには、こうした価値観や規範を共有することが必要になります。

価値観や規範とは、
「どのような行動が正しくて、どのような行動が正しくないのか」、
「どこまでが許容され、どこからが許容されないのか」、
「何が適切で、何が適切でないか」
というものになります。

こうした基準は、個々のメンバーに内在化されていることが多くあります。
そのため、この価値観や規範を職場の中で共有するためには、
いったん明示化すること、言葉で表現してみることが必要となります。
ただし、難しいことに、言葉で表現したとたんに、抽象的になり、
本来伝えたい内容が含まれていないように感じる場合も出てきます。

その際には、単に言葉で表現するだけでなく、「対話」を通じて、
その言葉の背後にはどのような意味があるのか、
それがなぜ職場にとって大切なのかという思いを伝えることが重要です。
また、どのような状況や場面でそれらを適用できるのかについての理解を深めることも必要となります。

職場の中にこうした価値観を根付かせられるかどうかは、
日常的なマネジャーの言動に委ねられています。
私たちコンサルタントがどれだけ関わっても、限界があるのです。

また、マネジャーは、職場の価値観、規範の体現者としてメンバーに実践する姿を見せる必要があります。
職場における人材育成を重視するというマネジャーの価値観に基づく言動は、
業務を円滑に進め、より大きな成果を生み出すために、
メンバー相互の協力関係や支援関係がどういったものであればよいのか、
未来に向けてどのように行動すればよいのかを具現化するということなのです。
皆様はどうでしょうか?

 

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