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Colums コラム

2019年07月01日

【職場に活かす心理学・アドラ―流リーダーシップ】

会社の多くの上司は、なぜ部下を叱ってしまうのでしょうか。
具体的に教えられることもなく、部下への指導というと厳しく言いすぎる人も多くいます。

今回は、部下を叱ってしまう理由と、部下が素直になれる“上司の態度”について
お伝えしていきます。


一昔前までは、「なぜ」にこだわってきました。
何か問題が発生するたびに、「なぜ」と、何度も問い続けてきたのです。

そのせいで、他の考え方が受け入れられなくなっていると考えられます。

なぜと問い続けることは、「あなたは、駄目だ」という部下の人間否定につながる
ということを自覚した方が良いでしょう。

社内を「なぜ」という思考だけで統一していると、部下の失敗を上長に報告する時、
「なぜ」を使って言うと、「〇〇が報告しなかったので、このような結果になりました。」と、
簡単に報告できてしまいます。
このような報告をされた部下はどんな気持ちでしょうか・・。

アドラー的に「勇気づけ」を行いながら、仕事をすれば、信頼を失わずに済むのです。
配慮のある言葉とは、このようなものです。

「自分1人でできると思い、部下が 頑張ったようなのですが、
私の配慮が足りず、完成に導くことができませんでした。すべては、私の責任です。」と、
思いやりをもった報告ができるものです。

このように報告すれば、
部下は、「上司に対して、本当に申し訳ないことをしてしまった。
今後は、必ず早く報告をしよう。」と素直に反省するでしょう。

叱らなくても、部下は十分に教育できるのです。
いかがでしょうか?