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Colums コラム

2017年03月27日

【 指導するとは怒りをぶちまける事ではない 】

一生懸命に結果を出そうと頑張っていると、気がつくと
部下の失敗をすぐ怒鳴り散らしてしまうリーダーになっている事があります。
しかし、それでは、人望がついてきません。

リーダーにお伺いすると
「失敗するとこうなるんだ。叱られたくなければ、命懸けでやれ!」
と、見せしめでやっていると言います。
これまでの時代は、それで効果があったのかもしれませんね。
 
しかし、今は、そんなことをしてしまうと、むしろ逆効果に終わってしまいます。
部下1人の失敗を怒鳴ってしまうことで、見ていたほかの部下は余計に仕事にため息を出すようになります。
怒られた本人以外にも、その嫌な空気は、伝染するという事を知っていなくてはなりません。
そして、その空気は、「自分は本当に会社の奴隷なんだな」ということを、再確認させてしまうのです。

リーダーは部下が失敗したときに、感情任せで怒ってはいけません。
怒らずに、むしろ挑戦したことをきちんと評価することが大切です。
挑戦したことを見ていないようできちんと見ていて、認めることができる上司は、必ず部下から愛されます。
そして、その上で、叱り、指導する事が大切です。

人間は「自分を評価してくれる人」を好きになります。
部下をきちんと評価しているところをほかの部下たちが見ることで「どんどん挑戦してみよう」とやる気を出します。
リーダーは、部下のやる気をなくさせては、失格なのです。
リーダーは、部下のやる気をかき立てるのが、仕事なのです。

人望のあるリーダーになる条件は、
「失敗や挑戦を前向きに受け止め、部下を評価することができる」です。