【職場に活かす心理学・アドラーの特徴】

2019年06月10日 コラム

少し前になりますが、「嫌われる勇気」で注目を浴びたアドラー心理学。
ビジネス研修での依頼も、いただくようになり
ビジネスマンにも学んでいただけたらと思い、何回かに分けてお伝えしていこうと思います。

職場でのコミュニケーションに悩む人、自分の人生プランに悩む人、
今に幸せを見出せない人には、答えを見つけるヒントになればと思います。

アドラー心理学の特徴は、「すべての悩みは対人関係の悩みである」とした上で、
フロイト的な原因論を根底から覆す「目的論」の立場をとるところにあります。

たとえば、「子どものころに虐待を受けたから、社会でうまくやっていけない」と考えるのが
フロイト的な原因論であるのに対し、アドラー的な目的論では
「社会に出て他者と関係を築きたくないから、子どものころに虐待を受けた記憶を持ち出す」と考える。

つまりアドラーによれば、人は過去の「原因」によって突き動かされるのではなく、
今の「目的」に沿って生きているというものです。

こうしてトラウマを否定するアドラーは、人生(生き方)とはいつでも選択可能なものであり、
過去にどんなつらいことがあったとしても、これからどう生きるかには関係がない、と唱えました。

人は変われないのではなく、ただ「変わらない」という決心を下しているに過ぎない。

いま幸せを実感できない人に足りないのは、能力でもないし、お金でもないし、
恵まれた環境でもない。

変わること(幸せになること)に伴う「勇気」が足りないのだ。
それがアドラーの主張です。

そのシンプルにして深淵な思想は「勇気の心理学」とも呼ばれ、デール・カーネギーら
自己啓発のメンターたちにも多大な影響を与えたと言われています。


引き続きアドラーの理論を一つ一つ紐解いてみたいと思います。

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