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Colums コラム

2015年07月06日

【とらわれず、本質を生きる】

好きなことをやっている、または、状況は安定していて、
幸せなはずなのに、何故か満たされない。
そんなことはないでしょうか?

司会の仕事をやめようと決めた時の事を思い出します。
ベテランの域に入り、仕事もたくさん指名で入り、
感謝されることにやりがいも感じ、やっていたのですが、
わたしは「引退したい!」と口にするようになっていました。

「安定しすぎ」て、「挑戦」がほとんどなくなり、つまり
「ただのこなす作業=習慣」になってしまえばしまうほど、
もはや、仕事の引退ではなく「人生の引退」を言うくらい
そこに向かうエネルギー湧いてこなくなってしまったのです。
習慣化された安定したものは、収入も安定的に生み、不安なく過ごせる
はず、それは、幸せのはず・・・だったのですが。

世の中には「うまくいくためには」とか「人生で成功するためには」とか
そういった方法や概念が沢山あります。自分も随分取り組んだと思います。
しかし、最近「うまくいくこと」「成功すること」に執着がなくなりました。

「うまくいく」ということが、実はちょっと恐ろしいことだと知り、
そして「成功する」という全く鮮明ではない世間の概念に
惑わされてしまうと、自分の本質から遠のいてしまうという事を
随分経験したから。

今は、何かをやろうとするときに、うまくいかせようとする以上に、
そして成功しようとする以上に、「自分の内なる幸せ感」をベースにしています。
「自分のため」に・・。

そうすると、世間でいうあるべき成功の姿や、収入の多い少ないにとらわれず、
常にすこしずつ変化する自分に喜びを感じるようになっていきます。

このままでいいのかと、悩んでしまうということは、
余裕が「出過ぎている」のだ、と。「安定しすぎ」ているのだと
思ってみてください。

「生きているパワー」が 「安定と挑戦」「安心と冒険」といったもののバランス
を取るところから出てきているという事を知れば、わかります。
人は、本当は、一生、成長したいと思っているし、その喜びを感じたいのではないかと思うのです。
また、生きている命の輝きを感じてきたいと思っているのではないのでしょうか。
自分は今どこに向かっているのか、立ち止まることも必要です。