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Colums コラム

2016年02月08日

【任せてはいけないこと】

前回に引き続き、今回も、「困ったメンバー」への対応です。

組織で働く以上、困ったメンバーであっても、排除するわけにはいきません。
どんな人にも可能性を見出すことは前提で、一旦対処していくことを学びましょう。

たとえば、
自分からは動かない、いくら言っても理解しない、仕事の成果が低い、周りへ悪い影響が与えるというようなマイナス面がはっきりと表出するこのタイプは、「やらせれば、ちゃんとやる」ということが保証されません。
「やらせても、できない」仕事が多いため、リーダーにとってストレスの素となっていることがしばしばです。

このタイプのメンバーは残念ながら、やらせてはいけない仕事があることを理解しておく必要があります。

彼らがその段階でできる仕事は、やり方が既に決まっていて、かつそのやり方が複雑でないものに限ります。
社員をアルバイトと同等に扱うことにためらう方も多いと思いますが、「困ったメンバー」への対処方法については、アルバイトの人と同じような意識とスタンスが必要です。

ダメージが起こりにくい、万が一起きても決定的なダメージにならない対応可能な仕事が彼らに担当させられる仕事です。
仕事というより作業に近いものになるでしょう。

残念なことではありますが、「困ったメンバー」に必要なのは、ダメージが起こらないように担当業務をコントロールすることです。
このように見てみると、やはり意識面の育成がどれだけ大切かということを改めて痛感します。