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Colums コラム

2024年05月01日

コミュニケーションの達人への扉②

~観察力と洞察力を働かす~

コミュニケーションの達人になりたいなら、最初に取り組むべきことの一つは、
メッセージを伝える相手が好むコミュニケーションのタイプを見極めることです。
そしてそのためには、聞き手に対して「あなたがお聞きになりたいことは何かな?」と洞察していく習慣をつけましょう。とお伝えしました。

今回は、聞き手に対して、どんな情報を集めるとよいかお伝えします。

直観型の相手と話している場合は、相手から、
「結論から言ってくれませんか?」などと要請されるケースが多くあります。
ある状況について、こと細かに報告している時に、
上司が明らかに興味を失っていることに気づいた場合、
その上司は、結論だけを求める直観型である可能性が高いと考えます。

機能型なら、話題に上っている状況の発端、そして最初に起きたこと、
次に起きたことは何なのかと順番に知りたがる傾向にあります。
一番の得意客が、最初に戻って、状況を逐一説明して欲しいと頼んでくることがしばしばあるようなら、その顧客は機能型であると考えて良いです。

分析型なら、データを含む要素、例えば、あるもののコストはいくらか、
所要時間はどのくらいか、といったことに興味を持つことが多く、具体的なことを聞いてくることが多いです。

人格型であれば、人がどう感じたか、何を思っているのか、
そこにどんな感情があるのか、といったことを知ろうとします。

相手が求めているコミュニケーションのタイプがわかれば、
「彼らが聞きたいことを間違いなく伝える」ことを、シンプルに目指すことです。

そしてそれこそ、真のコミュニケーションの達人になるためのステップになります。