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Colums コラム

2020年03月02日

【目標を立てるときに気をつけたい5つのステップ①】

前回、目標を立てる時に気をつけてもらいたい5つのステップを紹介しました。
今回は5つのステップから、ステップ1:目標設定を解説していきます。

【ステップ1:目標設定】

自分がどのようなゴールを達成したいのか、
どのような目標を作りたいのかということをまずは考えてください。

基本的に目標を立てる時には、自分の理想を思い描いて「自分はこうなるんだ!」と考えませんか?
ここでは、そのような目標の持ち方をする前に、疑問を持つことが大事だということ。

例えば、「会社を辞めて独立して年収を100万円アップする!」ではなく、
「会社を辞めて年収を100万円アップすることができるだろうか?」と考えてください。
全ての目標に対して「〜だろうか?」という疑問を付け加えるということが
今回の一番のポイントになります。

これは2010年にイリノイ大学が行った研究で判明しているものですが、
自分に向かってポジティブな目標を立てて「〇〇になるんだ!」ということを考えるよりも、
「〇〇になれるだろうか?」「〇〇な人生を歩めるだろうか?」
「この目標を達成することができるだろうか?」というように、
自分に対して疑問を与えていき、自分の思考を疑問形に変えるテクニックが
重要だということなのだそうです。

ポジティブ思考を疑問形に変えるというだけですが、
この方法を行ったグループの人達は、そうでない人たちに比べて計画を
うまく立てることができるようになり、
目標の達成率がタスクの達成率が非常に高まったという結果が確認されています。

このような事が起きる理由を考えてみると、疑問形を使うと意味が変わってくるからです。
例えば、皆さんが来年は年収を100万円あげたいと思ったとして、
年収は100万円上がった自分を想像するとそれで終わりますが、
そうではなく、来年は年収を100万円アップさせることができるだろうか?と
疑問として考えると、その時点で、どうすれば100万円アップさせることが
できるのかということを考え始めているかと思います。

これが大事になるわけです。

目標は現実的に立てるべきだとよく言われますが、現実化するのは後でもいい。
一番最初に自分が目標を立てる時には、できるだけポジティブに考えること。

自分はどんなことでもできると思って目標を立てることが大事です。
当然あまりにも現実離れした目標を設定するのは無謀でしかありませんが、
少し無理かもしれないけど頑張れば何とかできそうというぐらいの目標に
設定しておくのがいいと思います。

まずは自分がどのような目標を達成しないのかということを、
自分に対して疑問形で問いかけて考えてみてください。