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Colums コラム

2024年03月01日

ビジネスにおけるストーリーテリング ストーリー作り

これまでの中で考えたコンセプトが整ったら、ストーリーに仕立てていきましょう。
実際には具材を揃えるまでが大変で、ストーリーにつなげるのはテクニック的な話です。

ここで意識したいのが、大衆の注意力。
人の注意力は8秒しか持たないので、飽きさせてはいけません。
飽きないストーリーを作るには、ビジネスにおける主人公は「顧客」です(ただし従業員の士気を上げる目的であれば、「従業員」が主人公になります)。

それ以外のパターンは基本ありません。
企業が犯しがちな過ちは、自社や商品を主人公にすることです。
そんな話は誰も聞きたくありません。

ストーリーを聞いた顧客が「おっ!この話は俺のための話だぞ!」と思ってもらうためには、企業が顧客の望みを、ズバリ簡潔な表現で伝える必要があります。

また人間は騒々しい情報の渦中にいても、自分に関係ある情報はクッキリ浮かんで聞こえます。
この現象は「カクテルパーティー効果」と呼ばれています。

パターンとしては次の2通りがあります。

顧客が自分ごとに感じる語り出し

顧客の欲しいモノをズバリ言い当てる
 例:ホームページ、広告ポスター、テレビCM

顧客の悩みをズバリ言い当てる
 例:LP、セールスライティング、テレビショッピング

どちらかにドンピシャにハマれば、顧客は「ハッ!」と耳を傾けます。

ホームページなら、開いた瞬間・スクロールする前の画面
広告ポスターなら、一番目立つコピー
テレビCMなら、第一声
これらは一瞬のうちに、見る者の心を掴まなければなりません。

しかし商品名や商品の画像を伝えるわけではありません。

あなたが端的に伝えなければならないのは、あなたが顧客の「課題」を解決する手段を持っていて、その先にある「価値」まで達成できる、ということです。

顧客が欲しいのは商品そのものではなく、商品が与えてくれる「価値」です。
顧客が持っている「課題」を解決してくれるという「価値」にお金を払うのです。

以上を踏まえて、商品のストーリーが伝われば、マーケティング効果を上げることに繋がります。

是非、参考にしてください。