プレゼンテーション中の質疑応答では、意外な質問や少々意地悪な意見が飛んでくることがあります。
ここでは、どのような質問にも慌てずに対応できる方法をご紹介します。
<1> プレゼン前に想定問答を行う
発表内容をまとめた時点でどのような質問が来そうかを予想し、
想定問答を繰り返しておくのが一番の対策です。
もし、自分で質問が思い浮かばなければ、友人や家族の前で模擬プレゼンをして、
質問がないか聞いてみましょう。
想定通りの質問が来るとは限りませんが、回答例を準備しておくと気持ちに余裕が生まれます。
また、準備した複数の回答を組み合わせて答えることもできます。
<2> 質問内容を繰り返して、ポイントを整理する
質問されたら、その場で質問内容を繰り返してみましょう。
例えば、「ご質問はつまり、“実験がうまくいかなかったときは、
どのように対処すればよいか”という内容でよろしいでしょうか?」と質問者に確認します。
そうすることで、相手の質問内容を整理できるだけでなく、回答を考える時間も生まれます。
わずかな時間ではありますが、この余裕があるのとないのとでは気分的にかなり違うものです。
特に、想定外の質問をされたときは、内容を繰り返しつつ頭の中で答えをまとめましょう。
<3> 相手の主張をいったん認める
質疑応答では、聞き手が自説を主張するために、
質問のような形を取りながら発言することが時々見られます。
それは、プレゼンの発表内容を誤解した的外れな内容かもしれません。
そこで、相手の発言を頭ごなしに否定しまうと、相手が感情的になってしまうことがあります。
そういう場合は、相手の主張をいったん認めた上で回答するようにしましょう。
聞き手は自説が認められたことで一定の満足感を得られますので、
その場がうまく収まる可能性が高くなります。