プレゼンテーションが苦手な人が、無意識のうちにしがちなNG言動を取り上げます。
本番前にチェックして、聞き手をしらけさせないように注意しましょう。
<1> 聞き手の表情や反応を無視して一方的に話す
聞き手にきちんと伝わっているかどうかを確認しないまま、一方的に資料を読み上げるのはNGです。
プレゼンでは話しながら聞き手の反応に気を配り、必要に応じて声をかけるなど、
臨機応変に対応することが大切です。
最初は緊張してなかなかうまくいかないかもしれませんが、
視線を資料に向けたまま早口に読み上げて終わるようなプレゼンでは、
置いてきぼりにされた聞き手はしらけてしまいます。
<2> 「緊張しています」と言い訳する
プレゼンを始める前に「人前で話すのは苦手でして、緊張しています」と言う人がいます。
そう言われても、聞き手には関係がなく、見苦しいだけなので、やめておきましょう。
聞き手が知りたいのはプレゼンの内容であり、話し手の緊張状態ではありません。
また、言い訳はマイナス評価につながりがちなので注意しましょう。
<3> 「えーと」「一応」など余計な言葉が多い
人は緊張すると、「えーと」「一応」といった余計な言葉がつい出てしまいます。
その頻度が多いと聞き手の集中力が途切れて、
話の内容がうまく伝わらないだけでなく、イライラさせてしまうことがあります。
また、話し手の自信のなさを聞き手に感じさせ、
「準備不足なのでは?」という不信感を抱かせるおそれもあります。
緊張などで余計な言葉が多く出そうなときは、
意識的に間を取って、言葉を選びながら話すと少しずつ落ち着いてくるでしょう。
<4> 話が脱線する
話すときに、ウケを狙ったり例え話が行きすぎたりすると、
話が脱線してプレゼン自体にまとまりがなくなり、失敗してしまうことがあります。
話し手自身は面白い話を提供しているつもりでも、聞き手が聞きたいのはテーマに即した内容です。
脱線話の内容は、また別の機会にしてください。
<5> 他者の批判や悪口を言う
たとえ悪意のない軽口のつもりでも、他者の批判や悪口は共感を得られません。
聞き手を不快にさせる可能性が高いので、絶対にNGです。