世の中のことには、すべて良い面と悪い面があります。
だから何かを選択するときは、良い面(メリット)だけではなく、
悪い面(デメリット)もしっかりと受け容れたうえで、
それでもコレを選ぶのだ! という「覚悟」を持つ必要があるのです。
そうしなければ、悪い一面が強く出てきた局面では、
こんなはずじゃなかったとクヨクヨしたり、憤ったりして、周囲の人に迷惑をかけることになります。
これは、結婚でも、転職でも、なんでもそうです。
ただ、何かを選ぶ前に、良い面と悪い面を知り尽くすことは難しいですよね。
組織で働くこともそうです。
メリット・デメリットを考えてみましょう。
組織で働くことのメリット
・これまでに構築された得意先や、システム、ノウハウ、先輩の知恵を活用して、それなりにすぐに仕事ができる。
・分担して仕事をするので、自分の仕事(やりたいこと)に専念できる。
・個人で背負うリスクはほとんどなく、定期的に給料を得ることができる。
(あまりにみんな人任せでは、会社がつぶれるので、そこはやっていく必要があるが、でも個人で背負うリスクは小さい)
・社会的に、ちゃんとしている人とみなされ、信用が得られる。 (お金を借りたりできる)
組織で働くことのデメリット
・組織の意思決定が、自分の希望や意思から離れていても、従わなければならない。
・何かを決めるときに、たくさんの人の認識を合わせる必要があり、動きが遅くなりがち。
・頑張っても、昇進や収入UPにつながるとは限らない(上司の評価はあてにならない)。
・動きを統制するためのルールが多い。
こんな感じでしょうか。
会社生活を送ると、たちまちに、理不尽な要求や事実を突きつけられることになるでしょう。
そんなときにも、 こんなんだったら辞めてやるっという風にならずに、
未来に向かって経験を積み、やりたいことに向かって、実力を蓄えることが大切ではないかと思うのです。
そのためには、組織で(この会社で)働くことを決める時に、
そのデメリットも受け容れるのだと心に決めていたのかどうか。
その覚悟を持てていたかどうかが大切になるのです。
就職活動をしている時には、とにかく内定をもらおうという気持ちが強くなるのは、当たり前ですが、
どこかのタイミングで、是非一度、この「覚悟が持てているか」を、チェックしてみてください。