12月、行事の多い月になりました。
暴飲暴食には要注意ですね。

最近、企業組織で働くことに対して、
個人のキャリア形成やワーク・ライフ・バランスの観点から、
メリットよりもデメリットの方が強調されているようです。
自分が何を求め、どう生きたいかによって最終的には選択するわけですが、
今回は、「組織で働くことの価値」に焦点を当ててみようと思います。

短いですが、私も、組織の一員としての立場、
ベンチャー企業のマネジメントの一人として組織を運営する立場、
フリーランスで独立してサービスを提供する立場、
法人の代表として会社の経営をする立場のそれぞれに身を置いてきました。
その実感を踏まえると、組織の一員として期待される役割を担い働くことには
実は大きな価値があると思うのです。

ひとつは、組織の持つパワーを使ってスケールの大きな仕事をするということです。
様々な物事が複雑化した現代、個人が単独で成し遂げられることは、一昔前に比べて一層限られています。
多様な専門性を持った人材がチームを組みシナジーを生み出す。
ブランドや信用力も重要な要素。
当然、戦略的で難度の高い仕事は信頼に足る企業に任せる確率が高くなりますから、
ブランド力のある組織に所属する個人にとっては、
自分の力量をストレッチさせるような挑戦しがいのある仕事ができるチャンスが増えると言えます。

また、人間関係の煩雑さがあっても、チームで物事を進め、
さまざまな個性を持った人々とで苦労をともにしながら
共通の目標を達成する経験は、大きな人間成長をもたらすはずです。
組織で働くことを選択した人は、ここに価値を見出すことから、やりがい持つのでしょう。

もし、何も考えず流れて就職した。
入社して、日々の仕事の中でそんな思いは消え去ったという方は、取り戻してほしいものです。