人が育つ職場風土を作っていくためにどのような働きかけが必要か、その3。
今回は、「ポジティブなフィードバックを行う 」です。
評価的なフィードバックは日常的によく行われていると思います。
「できていないことやマイナス面に照準を合わせ、そこに意識を向けるように促すものだ。」
という意見もごもっともです。
しかし、問題点や不具合に着目させることはできますが、
その反面、メンバーの視野を狭めたり、ネガティブな感情を生み出したりします。
一方、プラスの面や良い面に光を当てるのが、ポジティブなフィードバックです。
そのフィードバックを受け止めるメンバーにもポジティブな感情を生じさせる。
メンバーがしてくれたことに感謝の意を表明したり、メンバーの仕事ぶりを認めたりすることもその一例。
こうした実践の積み重ねが、メンバーとの関係性の改善にじわじわと効いてくるのです。
職場で仕事をすることが楽しいと感じさせ、効力感を生み出すようなマネジャーからの働きかけは、
メンバーとの関係性を向上させ、職場風土を変えるきっかけとなるのは、多くの現場で見てきて分かることです。