職場には、その職場独特の雰囲気や暗黙の基準があり、
職場のメンバーは知らず知らずのうちに、それに見合った行動をとっています。
こうした職場に根ざした気風、見えざる掟のことを「職場風土」と呼びます。
つまり、職場には、「こうするべき」、「こうするのが当たり前」という
暗黙的に共有されている価値観、規範があるということなのです。
例)職場に
「短期的な数値目標や個人目標の達成を優先する」
「既定のやり方を守ることが重視される」といった価値観に基づく行動が評価される風土がある。
メンバーは、そうした価値観に基づく行動を率先して行うようになる。
その分、時間がかかり面倒な若手社員や後輩の育成や指導などは後回しにされる。
こうした職場風土に影響を及ぼすことができるのは、マネジャー(管理職)やリーダーなのだという事を本当の意味で分かっている人が少ない。
誰かのせいや、状況のせいにどうしてもしてしまうのです。
もちろん、個々の問題もあるとは思います、しかし、
職場風土に問題が見られるのであれば、その改善や変革の役割を担う主体はマネジャー。
変わる必要があるのは、マネジャ―なのです。