オンライン研修トレーニングも好評受付中!

Colums コラム

2023年09月01日

ストーリーを使って自分を語る【話すテクニック①】

最後に少しだけテクニックについてお伝えします。
ベースのストーリーが完成して、もっと魅力的なストーリーにしたい、
という際のひと工夫として活かしていただければと思います。

ストーリーに欠かせない「3つの視点」です。
 
メリハリがない文章において良く見られるのが、
「○○ということがありました。そして○○を経験しました。次にこんなことがありました。」
と、出来事だけを書き並べてしまうケースです。

レポートや報告書ならこれで良いのですが、今回はストーリーです。
心に響くストーリーは、人の行動と感情によって紡がれます。

なぜその行動をしたのか?
その時どう思ったのか?
そしてどうなったのか…

など、動機や感情、変化も合わせて書くことで、読者や聞き手の理解が深まり、感情移入が起こります。
もちろんすべての出来事において書く必要はなく、特に伝えたいエピソードに関して、書いてみてください。
つまり、ひとつの出来事を語る時、「REC」をセットで考えるようにするということです。
Reason(理由)、Emotion(感情)、Change(変化)です。

例)私はプロジェクトに入りました。だけではなく、
・なぜしたのか? (理由)
・どういう気持ちだったのか?(感情)
・それによってどんなことが起こったのか?(変化)
を端的に入れて語ることです。

⇒私は、受け身でいる自分に気づき、これでは成長しない!と思い、
 色々大変なのはわかっていましたが、新しいプロジェックトのメンバーにエントリーしました。 
 しかし、それは、自分の仕事に対する視点の大きな転換を起こし、
 仕事にやりがいを感じられるきっかけとなりました。
 
どうですか?
聞き手の理解はずいぶん違う結果となるのがわかるのではないでしょうか?
実践してみてください。

次回は、もうひとつ、台詞の効果についてお伝えします。