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Colums コラム

2017年12月11日

【自分のパフォーマンスを飛躍的に向上させる 5】

マインドフルネスは、注意力を鍛えるトレーニングとも言われます。
言い換えれば「気づく力(awareness)」を高めるトレーニングです。

現在は、ビジネスがグローバル化され、今日使えたアイデアが明日には使えなくなるといわれるほど、
ものすごいスピードでビジネスが動いていきます。

また、ビジネスに正解はありません。
新しいビジネスや商品やサービスを提供しても、あたるかどうかはわからない。
規制緩和による異業種の新規参入、巨大企業による買収など、
めまぐるしい変化が起こり続ける、不確実性の高い状況です。
そこで必要とされるのは、過去の思考パターンから自由になって、
混乱することなく、冷静に状況を判断し、意思決定を行っていくことです。

マインドフルネスの効果の実証となるこんな実験がありました。
神経画像研修者として知られるジュリー・ブレフィンスキーらは、
マインドフルネス(瞑想)をしていない人たちとマインドフルネス(瞑想)の熟練者らに、
女性の悲鳴などのネガティブな音声を聞かせる実験を行いました。
すると、瞑想をほとんど行っていない人と比べ、瞑想の熟練者らは脳の扁桃体と呼ばれる
情動的な脳の領域が活性化しなかった、という報告をしています。
扁桃体は、生存に関する危険を察知する部分であり、敏感な反応を示すにもかかわらずです。
つまり、恐怖や混乱、トラブルといった状況でも、マインドフルネスを行っている人は、
パニックにならず、自分自身をコントロールすることができるということです。

どうですか?
続けてみたくなりました?

次回は、マインドフルネスによる「注意力」と「メタ注意力」向上効果についてお届けします。