あなたの主観というフィルターを通じて経験同士を繋げていくことは、ストーリーを紡ぐ上で非常に重要なプロセスといえます。
それらの経験を通じて今のあなたがあるわけですから、それぞれの経験が現在にどう繋がっているのかを多面的に捉え、ストーリーを繋いでいきましょう。
…と言われても、どうすれば良いかわからないですよね。
最初は、ストーリーのフレーム(型)に沿って書いてみると良いでしょう。
よく聞く悩みに、
「書いているうちに何が書きたいのかわからなくなった…」
「どんどん書きたいことが出てきて、全然まとまらない…」
と迷走するパターンがあります。
これは、”何をどのように書くか”を決めないまま、とりあえずで書き出してしまう方に多く見られます。
それは、目的地も決まっていなければ、地図もないまま、勢いで航海に出てしまうようなもの。
当然、どう舵を切って良いかわからないですよね。
建築物に設計図が必要なように、料理にレシピがあるように、ストーリーも、まずはフレームに沿って、書き始めから結びまでのストーリーラインを決めておくのが賢明です。
そこで今回は、自己紹介に使える5項目構成のストーリーラインを用意しました。
<自己紹介のストーリーライン>
【1.プロローグ】
自分というキャラクターの属性について
【2. 過去】
熱中したことや葛藤したことなど、今の自分に影響を与えた経験など
【3.現在】
現在の仕事(活動)で印象的なエピソード
【4.未来】
未来に向けて挑戦していること、夢や展望など
【5. エピローグ】
聞き手、または、読者や社会に伝えたいこと、呼びかけなど
文章にいきなりするのではなく、各章毎に、キーワードを書き出す作業を行います。
また、キーワードを全てそのまま使うわけではありませんので、思いついたら迷わず書いていきましょう。
なかなかキーワードが出てこない人は、ポストイットなどを使って書き出していく方法もおすすめです。
躓いてしまった人には、次回からそれぞれのポイントについて例題を出しながら解説していきます。