効果的なリーダーシップを発揮できるのは、ある限られた特別な人だけではありません。
リーダーシップとは、「フォロワー」がいて初めて成立するものだからです。
「フォロワー」とは「ついてくる人」。
上司に対して部下が「フォロワー」です。
監督に対して選手が「フォロワー」です。
親に対して子が「フォロワー」です。
その関係性によってリーダーシップも決まります。
そうすると、フォロワーの立場からリーダーを「どう見るのか」「どうとらえるのか」が重要になってきます。
どんな「リーダー」ならついていきたと思いますか?
リーダーシップ、マネジメントの研究家として名高いジェームズ・M・クーゼス氏とバリー・Z・ポスナー氏による調査は、とても興味深いものです。
米国にて「感動を呼ぶリーダーの条件」は何か?と人々に尋ねたところ、1993年の調査では、次の結果が出たのです。
「正直さ」が第1位。
1位 正直さ 87%
2位 未来志向 71%
3位 情熱的 68%
10年以上の歳月をかけ、米国だけでなく世界規模で調査を続けた両氏の調査は、私たちに大切なことを教えてくれます。
記者会見で頭を下げる経営陣の姿を見ることの多い昨今。
リーダーとして、前回の「謙虚さ」そして、「正直」であることは、小難しい経営理論などよりもよほど大切なことではないでしょうか。
「真のリーダシップ」は「正直」さをベースに成り立つものだと思うのです。