チームを自律させるビジョンを作る秘訣は「考えること」です。
優秀なリーダーは常に仕事のことを考えてしまうようですね。
アナウンサー時代に多くの創業者のお話を伺ってきましたが、
ある靴下の会社の社長は、「気を抜くと靴下のことを考えてしまう」と言われていました。
ラーメン店の創業者は、何を食べていても、ふと「これをラーメンのメニューに応用できないかと考えてしまう」と言われていました。

考えることで一見無関係でも、実は有益な情報を受け入れることができ、
自分の中のビジョンが明確になっていく。
これこそがビジョン型リーダーの仕事の仕方です。

「でもそんな四六時中仕事のことなんて考えてられないよ」という人も多いでしょう。
そういう場合は「通勤時間」「休憩時間」など意図的に考える時間を設け、
仕事中などはその時間に考えるトピックをスマホなどにメモしておくという方法もあります。

考える時間はできるだけ多くの情報と接している時を選ぶようにすれば、
仕事のことを考えていない時には思いもよらないところにある
「ビジョンのタネ」を見つけられるかもしれません。

視野を広げる時間、考える時間はとても重要な仕事の時間なのです。