人を育てるという仕事をゆだねられている上司や先輩。
人財育成の環境は変化しています。
上司が言ってはいけない10の言葉のうち5つを今回は挙げてみました。
口に出しているかもしれない人は、改善しましょう。
(1)「オレがやるからいいよ」
このひと言は、部下の成長機会を奪うひと言です。
「お前は仕事ができないんだ」と言い渡しているようなものです。
実際、部下の失敗やトラブルのフォローをする場面であるかもしれませんが「君はもういい」「後はこっちでやる」と言われてしまったら、努力した部下の立場はなくなってしまいます。
(2)「お前はだからダメなんだよ」
「そのやり方ではダメだ」と技術的な部分をダメだしするのならいいですが、「お前」と相手を主語にしてダメだしするのは最悪です。
しかも「だから」をつけたら今までやってきたことすべてがダメだと断言しているようなものになってしまいます。
(3)「言われたことだけをやっていればいいんだ」
「オレがやるからいい」という言葉と同じぐらい、多くの上司が言う残念なひと言です。
上司から仕事を指示され「こういうやり方のほうが、効率がいいのでは」と提案したときに、このひと言を言われたら、もう二度と提案しようなどとは思わなくなってしまいます。
(4)「ウチはそういう会社だから」
これは、ジワジワとやる気をなえさせるひと言。
実際私がOL時代、この言葉を働く人達から聞いて、退職を考えるようになりました。
これは一見、上司が会社の立場を考えて弁護しているように思えますが、実は上司が会社に対して諦めているのだと分かります。
自分があきらめているから「お前もあきらめろ」と強要しているようなものです。
(5)「結果を出してから言え」
言われた側は自分の意見は全否定されていると思い、二度と進言しないようになってしまいます。
結果を出した人以外は話すなという意味にもとれ、自由に議論できない場を作り出すようなものですね。
以上どうでしたか?
言葉には魂が宿ります。とても大事です。
色々なタイプの人はいますが、人を育てていくときには気を付けましょう。次回は残りの5つです。