前回は 「IF~もし」という仮定の中から生まれる違った視点についてお伝えしました。
今回は、「視点を移動させる」という方法です。
これは、意識的に見る対象を変える方法です。
車を買おうと思った日から、街で、買いたいと思っている車がやたらと目につくようになる現象と同じです。
これは心の中で「あの車欲しいな~」と強く思うことで、潜在意識がその情報をキャッチしようと動き出すのです。
私たちは、意識をしないと、悪いマイナスの情報ばかりが飛び込んできます。
テレビをつければ、どうも、明るくなるようなニュースより、景気が悪い、倒産する会社が増えている、恐ろしい事件がありました・・など。
また人間関係では、相手の悪いところや悪い癖ばかりが目につくようになります。
思い当ることはありませんか。
そこで、強制的に「よい情報、相手のよい面」をキャッチしようと視点を変えるのです。
・今日できなかったことではなく、できたこと
・自分に足りない資格や経験ではなく、自分にすでにある力
・相手に対して頭に来た点ではなく、自分にはないよいところ
これは習慣なので、毎日練習することで誰でも身につけることができます。
そうすると、自信が生まれたり、周りのせいにしなくなったり、自分の中で変化が起きてきます。
私も20代の時、あるセミナーで、トレーナーに「あなたは、いつも自分にはないものばかりを見つけて生きているのですね。99%あっても、いつも後の1%足りないことに、不安になり、嘆いている。」と。結構ハッとした言葉でした。
確かにそれは、頑張ろうという意欲にはなっていましたが、どこか自分を信じられないところがあったのを覚えています。
これだ!と思い、そのときから、自分にあるもの、できること、に意識を持っていくよう切り替えるようにしました。
そうすると、不思議と自信が湧いてきたことをいまでも覚えています。
見る対象を変えることで、自信も身につけることができたことに、驚きました。
視点を変えることで、自分が変わり、人生が変わる!です。
取り組む価値がありませんか?