前回は、新しい視点で物事を見るということをお伝えしました。
アイディア商品は、この視点から生まれているのでしょうね。
さて今回は、「高いビジョン」です。
これも、どこから、現実を見るかという視点と大きく関係します。
高いビジョンを掲げることで、目の前のものの価値そのものを高めることができるというもの。
例えば、私が短期に留学したCNE1というフィリピンの英語学校の話。
代表者は、日本人。フィリピンの田舎で、英語留学ができる学校をエージェントの助けなしで、設立し、今、成功している。
彼は、フィリピンの田舎に、先生たちとマンゴーの木を倒し、学校を作るところから始めたそうです。
そのとき掲げていたのが、「世界でサービスに一番うるさい日本人を納得させ、世界で通用する仕事ができる人になろう。」
何かにつけルーズで朗らかなお国柄、なかなか、日本のルールが浸透しない中、このビジョンを言い続けたそうです。
すると、フィリピン人の富裕層の助けがあったり、優秀な先生がだんだん育っていき、フィリピンの田舎に雇用を生み出し、世界に通用する人達が育っていった。
それは、この国では、先進国の会社がやってきて、安い雇用で現地の人を使うというのが当たり前だった。
その人たちの未来や将来という視点など与えることなどなかった。
この「高いビジョン」が、ここに働く人たちの取り組みに大きく影響を与えたということ。
松下幸之助にせよ、初代苦しいところから何かを成し遂げた人には、必ずあった、視点ではないでしょうか。
あなたに「高いビジョン」があれば、目の前のことがすべて、価値あることに変わってしまうかもしれませんね。