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Colums コラム

2016年06月20日

【なぜ、セルフリーダーシップが必要?】

セルフリーダーシップが必要とされるようになった背景は、4つあります。


1.自分のキャリアは自分で考える時代になったということ。
かつては企業が社員のキャリアプランを用意し異動を繰り返すことで、社員は必要なスキルと知識を身につけることができました。
しかし、今は個人が自分のキャリア形成を主体的に考え、ビジネスのプロとしての価値を高めるために必要な知識(MBA等)や異動や転職を行う時代となりました。

2.仕事が高度になり、若手社員と中間管理職が疲弊し始めたということ。
かつては企業が研修に多額の時間とお金を投資し3年から5年経ってはじめてひとり立ちしてくれれば良いと考えていました。
しかし、今は、昔、新入社員がやっていたことは派遣社員と機械がやってくれます。
そうすると、入社間もない社員は、直ぐに高度な仕事(企画書を書くなど)をしなければならなくなった。
一方で、中間管理職も仕事の仕方が変わったため新しいこと(高度な企画力やコミュニケーション力、地頭力などの新規創造力、作業効率化術)を覚えなくてはならなくなりました。
管理職の仕事だけでも大変なのに、部下の手本となることなど難しくなってきたということです。

3.知識よりも実現の時代になったということ
これまでは情報が集まる人、知識が豊富な人が優遇された時代。
しかしインターネットの普及により情報や知識は持っていて当たり前となり、仕事力の差は知識量でなく、集めた情報や知識をどう自身で整理し解釈し行動に移し成果を実現させるかの実現力の差で決まるようになりました。

4.他人を動かすノウハウは十分に機能しなくなった
精神論で命令する権力型管理、マインドの伴わないコーチングやほめるコミュニケーションなど、どれも、部下をどうやる気にさせるか、どう言うことを聞かせるか。「他人」をどう上手にコントロールするかに焦点があたっていていました。
人は本来、強制的に動かされることは好きではありません。働き方が多様化され選択肢が増えるなか、人を無理に変えることが困難になってきました。


まだまだ要因はありますが、ざっとこんな背景があります。
だから、これからは、ますます必要になるのが、セルフリーダーシップです。