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Colums コラム

2016年06月06日

【部下を持つ心の葛藤】

組織で働いていると部下や後輩を持つ日が来ます。
やる気になって、どんどん頑張る人もいますが、反対に、ストレスを抱える人もいます。

その内容は、
部下が出来て業務は楽にはなったのだ。
そして、部下のも成長し、どんどん自立してきた。
喜ぶべき事なのだが、なぜかもやもやする。
いつしか、部下に追い越され自分が評価されなくなる事を恐れ始めたりする。
というもの。

なぜか。
それは、部下や後輩を持つことで、これまでとは異なる、自分自身についての「あり方」という意識の芽生えが始まります。

ところが、自分自身を振り返ったときに「こんな自分が部下を持っていいのだろうか?」そんな疑問がよぎる。

上司やリーダーになるというのは、すでにこれまでの実績が評価や期待されてのことなんですが、自己承認ができていなかったり無価値感があると、この部分がなかなか受け取れないんですね。

こんなとき、私たちは、「本当に私でいいの?」という部分を無意識的に証明するものが欲しくなります。

そして、部下や後輩などと自分自身を明確な基準のないところで比較してしまうことから、競争の罠にはまってしまいます。

頭の中での発想が部下と同じステージにいて、部下と競争してしまっていることになるので、どちらかしか勝てないような思いが働いてしまうというわけです。
ナンセンスな事ですね。

次回はそのメカニズムをお伝えしましょう。