昔は、デスクの上が乱雑に散らかっていればいるほど
「仕事ができる人」というイメージがあったようです。
しかし、最近では、デスクをきれいに整理整頓している人のほうが
「仕事ができる」といわれるようになっています。
変化した理由の一つとして、スティーブ・ジョブスがアップル社に復帰した際に取り入れた「割れ窓理論」が挙げられます。
「割れ窓理論」とは、「窓が割れているのを放置すると、誰も注意を払わなくなり、やがてほかの窓もすべて壊される」という考え方です。
スティーブ・ジョブスは、小さなマイナスを放置すると、負の連鎖で建物全体に被害が及ぶ…という割れ窓理論をオフィスに活用しました。
今までルーズだったオフィスの雰囲気を一新し、ルールを設け、社内をきれいにして社員の意識改革を計りました。
ほかにも、割れ窓理論をビジネスで活用されている例として有名なのはディズニーランドでしょう。
施設内で見つけたささやかな傷や汚れなどは放置せず、常に修繕することで従業員や来客のマナーの向上につなげました。
今では、働く環境を整え利益を生み出すことにつなげる「割れ窓理論」をオフィスの環境作りに取り入れている企業が増えています。
というのも、乱雑なデスクをきれいに整理整頓すれば、仕事の効率アップにつながることが証明されたからです。
そして、働く人間の士気も高まることで業績が上がることも実証されたからでしょう。
皆さんはどうですか?
いくつか、やってみると効果的ものを紹介すると、
・デスクの上に極力ものを置かない。
・デスク上に飾る雑貨は必要最小限に。
・正面の引き出しがある人は、空にして、席を離れるとき、作業中の書類の
一時置き場所にすると、散らからない。(入れるなら、レポート用紙、内線リストくらい)
・文具はストックと使うものを一緒に置かない。使えないものは、破棄。
・資料の平積みをしない。すぐ決められた場所へ保管。
心がけてみてください。