今月は、一生懸命関わっては見るものの、問題の領域から出てくることにならない人への、対処をテーマにします。
今回は、どうしても管理がいる人。
自発的に意識高く思考力も高く仕事をしていくメンバーを持って仕事をしたい。
リーダーならば思うことです。
しかし、何があったかわかりませんが、意識も低く、思考力も低いという人や思考力は高いが、意識が低いという人もチームには混ざってきます。
そういう場合、「この人はダメだ!」と排除したり、ほったらかしにしたりは絶対しないことなのです。
なぜならば、意識が低いメンバーの場合、会社やチームのため、顧客のためではなく、自己都合で動く、人に依存するということが起きやすいからです。
そのようなメンバーに、会社の命運をかけた開発や最も重要な顧客を任せることはできません。
この領域にいるメンバーへの対応の仕方として大切なことは、仕事への取組みいわゆる行動の管理です。
勿論任せて、メンバーを育てていくことは大事です。
しかし、意識改革が起きない、思考力も上がってこないという状況でもチームで動かなくてはならないときは、行動の管理が、このタイプのメンバーには必要になります。
思考力がある人の場合は、時折光る発言をすることがありますが、意識が低いため「言うけれどもやらない」もしくは、「やることもあるが、やらないこともある」など実行動が伴わないことが多いからです。
このようなメンバーは、ひとりにさせず、常に上司・先輩と連携して動かなければいけない状態においたり、複数の人間で行わなければならない共同作業に組み入れるというような工夫が必要になります。
また、「いつまでに」「何を」やるべきかがはっきりしている仕事を担当させる。
いわゆるルーティン化された仕事であれば、確実に実行しているかどうかを確認しやすくなります。
適材適所で、メンバーの能力を活かしながら育てていくことも必要です。