自己管理能力を高めるメンタル面の調整方法をご紹介します。
特にモチベーションのコントロール、意欲の維持・向上は、
目的意識が薄くなっているときには、すぐに弱くなってしまいます。
では、どのようにすれば自己管理能力を高め続けることができるようになるか。
心理学NLPの共同開発者であるロバート・ディルツ氏が
提唱した「ニューロ・ロジカル・レベル」という体系化されたモデルがあります。
ニューロ・ロジカル・レベルには、以下の6つのレベルがあります。
スピリチュアル
自己認識
信念・価値観
能力
行動
環境
この6つのレベルは互いに影響しあっており、あるレベルの変化が、他のレベルへの変化を促します。
特に上位に位置する「自己認識」や「信念・価値観」が変わると、行動の変化を起こし、
それによって能力の向上、環境の変化を起こしやすい傾向があると言われています。
「自己認識」は、自分の役割やミッションを意識するレベル。「あなたはどんな人ですか?」
「信念・価値観」は、自分が信じていること、大切にしているものを意識しているレベルです。
「その自己認識で生きているあなたが信じていることは何?」と質問していきます。
自分が仕事を通じて実現したいと思っていることは何か、
自分が仕事をする上で大切にしていることは何か、
ということが明確になると、その自己認識や信念・価値観を実現するための
能力や行動、環境を整えようとします。
「環境を改善する事業で、日本の経済を発展させたい」
というミッションを持ったとしたら、それを実現するために
必要な能力・スキルを身につけようとするでしょうし、
毎日をなんとなく受け身で過ごすことはなくなるでしょう。
自分が求める状態を実現させるため、どのような自己認識を持ち、
信念・価値観を持っているかを明確にすることで、
自己管理能力を高めることができるようになります。