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Colums コラム

2015年09月28日

【 日常における交渉力 】

「交渉は自分には関係ないという誤解」
第二の誤解は、交渉は自分には関係なくその道の専門家がやるべきものだ思っていること。
確かに日本語で「交渉」を検索すると、人質交渉や企業買収交渉や離婚交渉など日常からかけ離れたものばかりで、特定の専門家が担うためのものであるという印象が強いのもわかります。
しかし、実は交渉は日々の生活に密着しているものです。

例えば、

・今日は残業しなくてはいけないと思っていたら、妻に「子供の誕生日だから今日は絶対に早く帰って来てね」と言われた。
・週末はゆっくり寝たいと思っていたら、娘にディズニーランドに連れて行ってと頼まれた。
・今日は買い物に行こうと思っていたら、母が舞台を見に行くのを付き合ってと言われる。
・上司に今夜までにレポートを仕上げておくように言われているのに、お客様から食事に誘われた。
・海外に旅行を計画している日程と、会議の日程が重なってしまった。

など様々な場面で、(自分と他人との)意見が衝突することが起こります。

この衝突する問題を解決する手段として関係構築型交渉術は非常に役立ちます。
特に、相手(妻や娘や上司)の意見を自分が受け入れるにしろ、自分のなかですっきりしたうえで受け入れるのか、戦い敗れて受け入れるのかでは気分的にも大きく違うはずです。
言い換えれば、自分の頭のなかで対立する両者の意見を上手に説得できるスキルが非常に重要です。
まずは一日を注意深く観察してみることで、交渉が役立ちそうな時、自分と誰かの意見が対立している時がどんなに多いかが分かるかと思います。
そして、その衝突を自分のなかでいつも上手に解決することができていれば、日々のストレスから解放されて仕事や生活をおくれるはずです。
その技術は、誰もが磨く必要があると思います。