コーチングの進め方には、相手(クライアント)との関係やジャンルによっていくつかのモデルがあります。
6回にわたって、コーチング初心者でも結果を出しやすい、基本的な6つのステップをご紹介しています。
今回はステップの④「目標を達成するためのリソースの棚卸」です。
ここでは、目標を達成するために使えるすべての「リソース=資源」を棚卸ししていきます。
ここで言うリソースとは、人脈、時間、お金、知識、経験、情報など、目標達成に使えるすべてものを指します。
リソースは誰もが持っていますが、本人がそれをリソースだと気づいていないものもたくさんあるので、使えそうなものはすべてリストアップしていきます。
リソースを引き出す質問例
「これまでの経験で目標達成に活かせるものはありますか?」
「目標達成に向けて協力してくれそうな人は誰ですか?」
「目標達成に必要な情報はどこで手に入れることができますか?」
など、リソースはたくさんあればあるほど目標達成に活かすことができるので、引き出せるだけ引き出しましょう。
ここで、「本人が気づいていないリソースを発見する」ことが重要です。
どんなクライアントでも、気づいていないだけで多くのリソースを持ち合わせています。
一見弱みだと思える部分も味方を変えたり、活用戦略次第で強みとしてリソースに変換することができます。
あらゆる角度でクライアントのリソースを探求することはコーチの重要な役割です。
そして、もしリソースが少ない、もしくはリソースが足りない場合は、リソースを作る必要があります。
リソースを作るため質問例
「目標達成に必要なスキルや知識はなんですか?」
「目標達成に必要な情報は何ですか?」
「私が協力できることは何かありますか?」
など、相手からリソースを補うための工夫やアイデアを引き出しましょう。