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Colums コラム

2015年08月24日

【 セルフリーダーシップ 】

リーダーシップ論の一つに、セルフ・リーダーシップがあります。
インターネットの出現により、階層型の組織論からネットワーク型の組織論に変化しています。

リーダーシップと言うと、通常はいかにしてメンバーを統率していくかが求められます。
自分をリードするという表現に違和感を覚える人もあるかも知れません。
自分をリードするというのは、人との比較ではなく、自分との比較です。

自分の未来との比較です。つまり、前提として自分の理想像を明確化する必要があります。
将来、例えば、10年後の目的地や理想像を明確化して、現実の姿を見つめ、そのギャップを考え、その目的地に辿り着く道筋を考え、あとはそのアクションプランを愚直に実行していくことです。

それを推し進めていくには、セルフ・リーダーシップが求められます。
往々にして、新しいことを始めたのはいいものの三日坊主で終わってしまう。
会社の中での研修等で研修終了後はモチベーションが高いのですが、日が経つにつれて温度が下がり、なかなか習慣化できずに終わってしまうというのも、よく聞く話です。
人の能力を考えると、学んだことをいかに習慣化できるかどうかがポイントなります。
決めた事をやり抜く力、意志力が問われます。
将来へと繋がっている現在(いま)をいかに大切に生きるかに尽きます。
また、ビジョンのみならず、使命感や責任感、ミッションも原動力になります。

自分自身の存在意義、社会的役割などを今一度確認されてはどうでしょう。
ミッションが強ければ、軸が明確なのでリーダーとして頼もしいものです。
ビジョンは将来の目的地であり、このゴールを目指して辿り着くための計画を策定し実行に移すのみです。

何が何でもやり抜く力があるかどうかが能力開発には極めて重要です。
これからの社会、どのような分野でも卓越した能力がこれまで以上に求められるので、クセとしてこのような行動習慣を身に付けることができることがセルフリーダーシップの核ではないでしょうか。