手のひらを見せる心理というのがあります。
人間は、自分を全てさらけ出す時、
本能的に、手のひらを相手に見せます。
実は、手のひらを相手に見せるということは、
「隠し事なんてないよ」
「全てさらけ出すよ」という、
無言の意志表現だといわれています。
この表現は、世界各国共通していて、
人間の深い遺伝子に組み込まれているようです。
手のひらを見せながら話したり、
自分に対して接している人は、
開けっぴろげで、全部さらけ出しているんだなと
考えてください。
そして、逆に、この心理効果を
人間関係に応用することができます。
もしあなたが、人と親密でフレンドリーに
なりたいと思う相手に対して話をする時は、
手のひらを相手にどんどん見せるといいのです。
もちろん、あんまりに過剰に
見せ過ぎると、さすがに怪しまれますので、
やり過ぎには注意しましょう。
いずれにしろ、
相手に手のひらを見せることで、相手は本能的に、
「この人はウソはついていないな」とか、
「開けっぴろげで、全部さらけ出して、本音で付き合えそうだ」
というように、認識してくれるのです。
そうなれば、普通に相手に接する時の何倍も、
親密、かつ、フレンドリーな関係を築けるのです。
どちらかと言うと、相手の方が、気さくに話しかけてくるようになり、
いろんな失敗談や親しい人にしか言わない話なども
してくれるようになります。