コーチングの進め方には、相手(クライアント)との関係やジャンルによっていくつかのモデルがあります。
6回にわたって、コーチング初心者でも結果を出しやすい、基本的な6つのステップをご紹介していきます。
今回はステップの① 現状確認です。
【ステップ1】では、
「現状を確認し、今の状態や起きていることを具体化・明確化」します。
現状を相手に確認し把握することで、感情や思考が整理され、「何をすればいいか、何をしないほうがいいか」を考えるきっかけとなります。
また、相手(クライアント)によっては思い込みや勘違いで現状にそぐわない問題を作り出していることもあります。
しっかりと話を聞いて現状を整理して下さい。
また、ヒアリング時には、意見や批判は言わず、丁寧なヒアリングに徹することで、信頼関係を築いていきます。
質問例です。
「今はどんな状態ですか? 進捗はどうですか?」
「困っていることはありませんか?」
「もう少し詳しく教えてください。」
「そのことについてどう思いますか?」
「その課題に対してどう取り組んでいるのですか?」
そして、現状整理ができたら、課題を具体的にしていきます。
課題を明確にすることで、成果が出ない原因や、課題をクリアするために必要な要素が見えてきます。
成果が出ない原因は、施策のポイントがずれていたり、環境や人間関係、クライアント本人の能力や価値観など何か障害となる要因があったり、ということが考えられます。
そのようなときは、このような質問をしてみてください。
「困っていることを解決するために、何が必要ですか?」
「行動を止めているのは何か理由がありますか?」
「行動を妨げる要因はありますか?」
「マイナス要因となっているのは何ですか?」
是非参考にして、使ってみてください。
まずは、何も考えなくても自分の口から出てくるようになることが最初のステップです(*^^)v