会社の多くの上司は、なぜ部下を叱ってしまうのでしょうか。
具体的に教えられることもなく、部下への指導というと厳しく言いすぎる人も多くいます。
今回は、部下を叱ってしまう理由と、部下が素直になれる“上司の態度”について
お伝えしていきます。
一昔前までは、「なぜ」にこだわってきました。
何か問題が発生するたびに、「なぜ」と、何度も問い続けてきたのです。
そのせいで、他の考え方が受け入れられなくなっていると考えられます。
なぜと問い続けることは、「あなたは、駄目だ」という部下の人間否定につながる
ということを自覚した方が良いでしょう。
社内を「なぜ」という思考だけで統一していると、部下の失敗を上長に報告する時、
「なぜ」を使って言うと、「〇〇が報告しなかったので、このような結果になりました。」と、
簡単に報告できてしまいます。
このような報告をされた部下はどんな気持ちでしょうか・・。
アドラー的に「勇気づけ」を行いながら、仕事をすれば、信頼を失わずに済むのです。
配慮のある言葉とは、このようなものです。
「自分1人でできると思い、部下が 頑張ったようなのですが、
私の配慮が足りず、完成に導くことができませんでした。すべては、私の責任です。」と、
思いやりをもった報告ができるものです。
このように報告すれば、
部下は、「上司に対して、本当に申し訳ないことをしてしまった。
今後は、必ず早く報告をしよう。」と素直に反省するでしょう。
叱らなくても、部下は十分に教育できるのです。
いかがでしょうか?