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Colums コラム

2023年02月01日

ストーリーテリングを作るときのコツ

具体的にストーリーを作ろうと思ったときに大切なポイントをお伝えします。

まず、「自分には関係ない」と思わせないことが大切です。
人は自分に関係ない事柄には無関心です。聞き手との類似性を持たせること。
また、コツとして、聞き手を大切な存在と考えること、具体性を持たせること、失敗を語ること、身近な日常で起こること、ギャップを入れることです。
  
1.聞き手は大切な存在
心得として、相手に対する思いやりを持ちましょう。
そうすると、相手に熱意をもって、より具体的にストーリーを作れます。
大切な友達や家族に対して、適当な話をして、損させたり傷つけるようなことは誰しもしたくないはずです。
人は「私のために、こんなことまで考えてくれている!」と感動すると、それが信頼と共感へとつながります。聞き手=自分の大切な存在として考えましょう。
また、聞き手のニーズや今抱えている問題、望んでいる結果などに、興味を持つことです。
 
2.具体的であること

・その時の感情(何を感じたか?)
・具体的な数字
・目の前に写っている景色(何が見えるか?)
・登場人物の具体的な立場
・自分が言ったセリフ、もしくは相手に言われたセリフ

を盛り込みます。

具体性がないストーリーは、内容が嘘っぽくなり、読み手の興味や関心を強く惹きつけることが出来ません。
空想で生み出した具体的な世界に、実体験を投影します。
「自分が知っていること」や「自分の実体験」を職業や生活といった外面的なものではなく、自分の悩みや不安、憧れといった内面的なものに切り替えて書くのも良いです。
私たちは他者の世界を生きることは出来ません。しかし、悩みや不安、憧れは誰しもが持っているものです。
悩みや不安、憧れに共感を求めるアイディアが固まったら、ストーリー構成にあてはめて、詳細を詰めていきます。

○失敗を語る
自分の失敗や経験をさらけ出すことが大切です。
機械的に事実を並べられるより、どんな苦労と失敗があったのか背景が見えた方が、人は共感を持ちやすいです。
人間は失敗談が大好きな生き物です。失敗した時の状態や気持ちの変化等を伝えると良いです。

○身近な日常で起こる
自分の日常の何気ないこと、それによって自分がどう感じたかをもとにストーリーを作っていきます。
ストーリーは創作するのではなく、自分の経験や知識から生み出しましょう。
また、日常→事件→教訓で考えるのも良いです。
例:慌てて家を出る→鍵を忘れて出かけては入れず困る→持って出るときに気を付ける

○ギャップを入れる
読み手の興味を惹きつけるために、ギャップを盛り込みましょう。
ギャップは人の興味を惹きつけ、物語を読み込ませる効果があります。
心の揺さぶり度が激しいほど、強く記憶に残し、行動意欲を駆り立てます。

・言葉のギャップ
 例:敵と仲間、平和と争い、無名な一般人と有名人

・時間軸によるギャップ
 例:過去と未来

・理想と現実のギャップ
 例:成功と挫折、何もない自分と社長
  
以上のことを頭において、あなたのストーリーの大きな流れを考えてみましょう。