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Colums コラム

2019年02月18日

【言いたいことが伝わる文章の基本ルール3】

知的でわかりやすい文章に見せるには、「これはやってはいけない」という暗黙のルールがあります。
たとえば同じ言葉の繰り返しや乱用は、幼稚でくどい印象を与え、読むリズムを崩してしまいます。

書き手の言いたいことをきっちり伝える、知的な文章とはどんなものなのか、
前回のポイント<その10>に引き続いて、お伝えしていきます。


<その11> 助詞「の」「に」「も」を別の言葉に置き換える

文章を見ると、その文章の書き手が、書き慣れている人かどうか分かります。
助詞「の」「に」「も」が何回も続けて出てくるような文章の書き手は、あまり文章を書き慣れてない人でしょう。
 

<その12> 同じ言葉、同じ言い回しを避ける

文章がしつこく感じる原因のひとつに、同じことばや同じ言い回しの繰り返しがあります。
繰り返しは、文章のリズムまで狂わせます。
同じ文章の中で、同じことばや言い回しを連続させると、しつこく感じます。
 

<その13> (重複表現)同じ意味のことばを繰り返し使わない

同じ意味の語を重ねた言葉を重複表現といいます。重複表現は、読み手はうっとうしい印象を受けます。
例えば、「後で後悔する」、「受注を受ける」、「はっきりと明言する」などの表現です。
文章を書くとき、わかりやすい言葉を選んで書こうとすると、案外やってしまいがちなことです。


<その14> 具体例がひとつなら「~など」は書かない

文章の中で、例を挙げるとき「~など」という言葉を使うことがあります。
この言い回しは、挙げる例がひとつなら使わないほうがいいでしょう。
「~など」を使う場合は、二つ以上の例を挙げると、読み手によく伝わります。